子育て

長男@年中・「花まる学習会」を3ヶ月続けてみた感想

この春から、年中児の長男は「花まる学習会」に通っています。

http://zuboracco.com/hanamaru

ネットでも賛否両論の「花まる学習会」。
このブログでも「花まる学習会」で検索してご訪問いただいている方もいらっしゃるようなので、3ヶ月通ってみた感想を書いてみたいと思います。

花まる学習会・年中コースの授業内容

年中コースでは、毎週「すみれ」というテキストを配られ、そのテキストに沿って授業が進められます。

授業の前半は、机の前に座って、運筆や簡単な数の問題、I-Cubeと呼ばれる木製パズルを使った問題を解いたり、ひらがなの暗唱、俳句や四字熟語の暗唱(ただし意味は分かっていない)をしているようです。

授業の後半は、「思考実験」と呼ばれる科学の実験と図工がまじったような時間。
ハサミ、クレヨン、粘土、絵の具、水などを使った遊びを色々と楽しんでいます。

 

ちなみに年中コースでは、宿題はなし。
気が向けば、自宅で教室でやったことをやる(ただし親にその気力が必要)という感じです。

本当は、自宅で復習してあげたら、やったことが本人のモノになるし、親子のコミニュケーションの一環としてもいいんだということは分かっているんですが・・・
なかなか一緒に取り組んで上げられていません。

花まる学習会の良いところ・あれ?なところ

まずは授業内容。最初は机に向かって勉強することを楽しいことと思ってくれれば・・・くらいに思っていたのですが、長男のテキストを見る限り、授業内容はかなり魅力的です。

授業前半部分では、I-Cubeを使った図形の問題が特徴的だと思います。これ、かなり空間認識能力が高まるみたいです。数学の地頭をつくる、なんてネットでも書かれていますね。
長男はもともと、パズルやブロック遊びが好きなので、好きな分野を伸ばしてあげるという意味ですごく良かったと思います。

ただ、運筆の部分に関しては・・・高濱先生の著書でも触れられていた気がしますが、運筆のスピードをある程度重視している気がします。テキパキと書く、という部分。
そのため、丁寧に書く、キレイに書く、という部分はあまり重視されていない印象。個人的には字はキレイな方が良いと思うので、そのあたりは家庭できちんと教えていかなきゃなと思っています。

また、個人的に花まるの授業は、授業前半のお勉強チックな部分よりも、後半の「思考実験」が素晴らしいと思います。

自由に色水を作って遊んだり、粘土や水を使って遊んだり。
なかなか親が用意してあげられない環境を提供してくれるなぁと思います。
特に、自宅で例えば絵の具を使おうと思うと、親がどうしても「こうしてみたら?」「こうやったら上手にできるよ」みたいに、正しい絵の具の使い方をついつい指導しちゃいませんか?
そうではなく、自由な発想で道具を使って遊び、その中で発見をするというのが、いいなぁと思っています。

 

ちなみに、親は授業を見学できません。授業の1時間の間、完全に先生方に子どもをお預けする形。
我が家の場合は、長男が授業を受けている間に、次男と公園に行ったり、次男が寝てくれたら一人でカフェでお茶したりできて、とてもいい感じです。
ただし、ネットなどで見ていると、親が授業を見学できないということがイヤという声も多いですね。かなり好みが分かれるところだと思います。

そして最近、あれ?と感じるのは、先生が子どもたちを呼び捨てにしていること。
きっと高濱先生もそういうタイプだと思うのですが、先生と子どもたちとの距離感が近いんだと思います。先生は頼れるアニキみたいな存在、なのかな?と。
ただ、私自身は今まで育った文化の中に、先生から呼び捨てにされるということがなかったため違和感を覚えています。
ここも好みが分かれそうですね~

 

あとは、やっぱり費用面。正直、結構お高いです。
一般的な教室で、年中コースは税抜7,000円のようですが、我が家の通うスクールは税抜8,000円。さらに月間教材費が900円。毎月税込で9,612円かかっています。
その他にも、使っている施設の利用料などもかかっていますので、ちょっと痛手です。

それでも、たくさんオモチャを買ったり外食したりするよりもずっといいと思うんです。
友人が「モノはいつかなくなるけど、体験はなくならない、子どもに色々な体験をさせなさいって親戚のおばちゃんに言われた~」なんて話をしていたのですが、まさにそれ。

現在の長男にとっては、すごくよい体験だと思うので・・・この金額に関してはアリだなと思っています。

こんなご家庭に「花まる学習会」が向いている

我が家ではもともと、長男に勉強の楽しさを知ってもらいたい自信をつけてほしいということから「花まる学習会」に通わせています。
毎週、朝から「今日は花まる!」と言って、自らカバンの準備をしている長男の様子を見ていると、その目的は今のところ達成できているようです。

そう、我が家が花まる学習会に通う目的は、勉強ができるようになることではないのです。
まぁ、できれば勉強できる子になって欲しいけど・・・ちゃんとした勉強は小学校に入ってからで十分だと思っています。
ただ、小学校入学の時点でつまずいて、勉強嫌いにならないで欲しいなぁと思うので、勉強の楽しさだけは知ってほしいのです。

逆に幼児教育の一環として、ひらがなを覚えさせたい、きちんとした言葉遣いを覚えさせたい、といった人には向かないかな。
お勉強目的なら、公文とかに通ったほうがいいと思います。

保育園に通っている間は、花まる学習会を続けようと思っています

そんなわけで、今の長男&我が家の教育方針には、花まる学習会はすごく合っていると感じます。なので、しばらくは続ける予定です。

ただし、小学校入学後は・・・
個人的に小学校低学年のうちはお勉強系は家庭学習だけで十分だと思っているので、できれば運動系の習い事をさせたいんですよね。

時間もお金も限られていますので、そうなると続けられるかどうか・・・
そう考えると、保育園にいる間だけかなぁと思ったり。

長男の本人の希望もあるでしょうから、そのあたりは小学校入学する段階で長男と話し合って決めようかなと思います。

 

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★花まる学習会をつくられた高濱先生の著書。すごく参考になります!!

★花まる学習会で使うI-Cubeを使ったドリルです。ただし、肝心のキューブがついてなくて、自分で紙でつくらなければいけないそう。

★I-Cubeは、ほぼこのカタミノというパズルで代用できます。

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