子育て

私立小出身者から見た小学校受験のメリット・デメリット

長男も年中になり、そろそろ小学校の事が気になるようになってきました。
実は、小学校受験をするかどうか、迷っています。

というのも、我が家の家計状況から考えて私立小学校には通うことができなさそうですが、近所に国立大の付属小学校があるのです。
学区の小学校の評判もいいので、そのまま公立小学校でいいかな~とは思っていますが、折角なので国立大の付属小も受験してみようかな~?という感じです。

学校

以前のブログにも掲載したのですが、私は私立小学校出身です。
公立小学校に通ったことがないので、私立と公立を比較することはできないのですが、私立小学校には私立小学校の良さがあるのは確かです。

我が家の経済的事情が許すなら私立小学校もいいかなと思うし、息子ではなく娘だったらもう少しお受験を前向きに考えていると思います。

 

ということで、私立小出身者である私が考える小学校受験のメリット・デメリットを挙げてみます。

私立・国立小学校に通うメリット

小学校受験を考えているご家庭は、大学までの進学実績などお勉強面を重視される方が多いのかな?という気がしますが、それ以外の部分での私が感じたメリットです。

特色のある教育を受けられる

私立小学校では、それぞれの学校の特色ある教育を受けられます。
例えば、自分の意見をしっかり主張することを身につけさせるという学校、きちんと勉強を真面目にさせる学校。ミッション系の学校であれば日本ではあまり身近でないキリスト教のことを学んだりしますし、仏教系の学校であればそういった指導もあるかも・・・
同じ私立でもかなり教育内容は違います。
なので子供の性格にハマればすごく良い!と思います。

また、私立小学校は勉強面でのサポートが手厚い場合が多いです。私の通う小学校は、宿題の量とか、公立小学校に通う弟とは比べ物にならない程多かったです。
毎週漢字テストとかあってその当時は嫌だったけど、今漢字をある程度読めるのは、あの頃のお陰。基礎的な勉強は塾に行かず学校だけで間に合ったのは、本当に良かったことです。

少人数制での密な人間関係

少人数だからこそ、6年間で密な人間関係を築けます。さらにそのまま中高一貫だったりすると12年間の付き合い。それこそ一生の友達を見つけられると思います。

特に中高一貫にエスカレーター式に上がるなら、小学校からのメンバー(内部生と言われる)の結束はなかなか固いです。
(ちなみに、私は父親の転勤で途中転校しているから、この恩恵には与れなかったのですが…)

また、家庭環境が似ている子が多く、余計な気を遣う必要がありません。
不良に絡まれる、みたいな心配もなし。

公共交通ルールを身につけられる

入った小学校の近所に引っ越すという方もいらっしゃいますが、普通は近所ではないことが多いですよね。
つまり通学は徒歩ではなく、電車やバスでという子が多いと思います。

小学校1年生なんて小さな頃から一人で電車やバスに乗るなんて・・・と心配される親御さんも多いと思いますが、結構子どもはちゃんと電車にもバスにも乗れるんです。
私自身は、家が同じ方向のお友達と途中まで一緒に帰ったりするので、結構楽しかった記憶があります。

もちろん、最初は公共の場で騒いだりしちゃうこともありますが、それを注意してくれる大人の方もたまにいらして、そういう中で少しずつ公共の場でのマナーを身に付けることができました。

早くから公共交通のルールやマナーを学べるというのもメリットの一つに感じます。

私立・国立小学校のデメリット

高額な授業料を支払う私立の小学校にはやはりメリットは多いですが、それなりにデメリットもあります。
個人的に、大人になってから感じたデメリットは以下の通り。

通っている子どもの家庭環境が似すぎている

私立の小学校に通うということは、ある程度その経済力がある家庭の子どもばかりが集まるということ。経済的な部分も含め、通う子どもの家庭環境が割と似ています。

そのため、社会に色々な家庭環境があり、色々なタイプの人がいる、ということを知らずに育ってしまうんですよね。
実は、大学時代にバイトするまで、大学って行くのが当たり前のもので高卒の人って出会ったことがありませんでした。
高卒の方でも仕事がめちゃくちゃできる人がいる、と大人になって知りました。お恥ずかしい話です…

首都圏でお受験は受験対策が大変

首都圏のお受験は、受験勉強がめちゃくちゃ大変。
私は小学校受験は地方だったから、その当時は楽々でしたが(お受験対策はほぼ何もしてなかってはず)、首都圏でお受験した友達に聞くと、お受験ってかなり大変そう。
塾に通ったり、有名幼稚園に通ったり…
お受験の勉強そのものが合わない子には苦痛だろうな、と思います。

馴染めないと最悪

少人数で逃げ場がないからこそ、合わない子には大変。
校風だったり人間関係だったり、狭い環境だからこそ、馴染めない子には本当に苦痛だと思います。
実際、中学に上がるタイミングで公立に行く子が毎年何人かいます。

 

上記が、パッと思い付くメリット・デメリット。
何だかんだで、私自身は小学校が私立で良かったと思ってます。まぁ、私には合ってたんでしょうね。

でも公立の小学校に入っていればまた違う視点も持てたのかな、なんて思うこともあります。

私立でも色々な学校があるし、お勉強が好きな子も嫌いな子もいるので、小学校受験をするか又はどんな学校を選ぶかというのは、子どもの個性を考えたうえで親が選んであげるといいですよね。

※この記事は以前のブログの記事を編集したものです。

POSTED COMMENT

  1. sai より:

    すごく参考になりました!

    小学校については、只今、絶賛悩み中なので。
    小学校まで公共機関で通学していた人の話を聞いてみたいと
    思っていたところです。

    保育園に預けるときと同じで、自分がやっていなかったことを
    子供にさせるときって、どうしても「かわいそうなんじゃないか?」
    「大変なんじゃないか?」という気持ちが出てくるものですよね。

    でも、意外と子供にとってはそれが普通になるもので、親も
    やってみたら、「取り越し苦労だったなぁ。」と思うこともしばしば。

    なんだか、前向きに検討できそうです!

    • ずぼらっ子 より:

      saiさん

      コメントありがとうございます!

      小学校での公共機関での通学、結構楽しかった記憶がありますよ~
      私はバス通学だったのですが、友達と隣のバス停まで道草しながら歩いたり。バス停の側のデパートのトイレ使ってみたり。バスを待っている間にバス停で「だるまさん、ころんだ」したり・・・
      って、今考えると、おおらかな地方都市だったからできたことなのかもしれませんが・・・(汗)

      でも、近所にいくつか私立や国立小学校があるので小学生の電車通学などを目にしますが、お友達同士で楽しそうに話していたり、図書館で借りた本を読んでいたりで、やっぱり今の時代でも楽しそうです。

      通学に1時間かかるとかであれば負担もありそうですが、それ以下であれば公共機関での通学も大変ではないと思います。
      お嬢さんの小学校、一番良い選択ができるといいですね^^

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