4歳の誕生日を機に、長男に一つ決まったお手伝いをさせることにしました。
お手伝いというよりは、家族の一員としてするべき仕事、というイメージです。
以前から、本人の気が向いた時にお料理の手伝いや洗濯物をしまうお手伝いをしてもらっていましたが、今回はそういった単発のものではなく、本人が責任を持って自分でやる仕事を作ろうと思いました。
家族の一員としての仕事とは?
子供とはいえ、息子達は家族の一員です。
何もできない赤ちゃん時代は全てのことを親がやってあげればいいと思いますが、長男は少しずつ自分で色々なことができるようになってきた時期。
自分のことだけでなく、家族の一員としてやるべきことをやらせていきたいと考えています。
こういったことを考えるとき、自分の中でイメージするのが、小さい頃に読んだ「霧のむこうのふしぎな町」という児童書。
主人公のリナが夏休みに過ごすことになった不思議な町「霧の谷」。
リナが泊まる下宿屋「ピコット屋敷」の主人ピコットばあさんとの初対面の時のリナとの会話です。
「ここでは食いぶちは―つまり、いまのことばで生活費は自分ではたらいてかせいでもらうんだよ。」
「はたらかざる者、食うべからず。それなのさ。うん。」
こんな会話が交わされて、リナは1週間毎に町の中の不思議なお店で働くことになるのです。
私が「働かざる者食うべからず」という言葉の意味を知ったのはこの本。
そして、この言葉、とてもいい言葉だなぁと思うのです。
そして、この「働かざる者食うべからず」は家庭の中でもそうありたいと思っています。
夫も私も、実際に外に出て働いていますが、それ以外に家庭の中での仕事、つまり家事などをそれぞれやっています。
そして、子供たちにも少しずつ家事などをさせていきたいと思います。
それが家族の一員としての仕事だと、私は考えています。
最初にさせる、家族の一員としての仕事は何?
家族の一員としてする家事の中で、4歳の長男にできることは?
その時々でのお手伝いではなく、責任をもってやらせる決まった仕事としてふさわしいことは?
色々考えた結果、毎朝カーテンを開けることを仕事にすることにしました。
晴れの日でも雨の日でも、毎朝カーテンはあけますよね。
簡単なことではありますが、誰かがカーテンをあけなければいけないわけで、子供にさせる仕事にピッタリかなと思ったのです。
そういえば先週始まったNHKの朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の中でも、ヒロインの末の妹・美子が朝、新聞を取ってくるシーンがあります。
一戸建てのお宅などでは、新聞を取ってくる仕事などは、最初にさせる仕事としていいかもしれませんね。
その他には、
- お花に水をあげる
- 食事の前に食卓にお箸を並べる
みたいなこともよさそうです。
とにかく、最初の仕事は、毎日しなければいけないけれど、本当に簡単なことを設定すると良い気がします。
カーテン係の長男の反応は?
毎朝起きた時に
「カーテン係さん、おはよう。今朝の天気は何だろう?カーテン開けてね」
と声を掛けています。
最初は
「面倒くさい」「お母さん、やって」
と甘えて、なかなかやろうとしませんでしたが、最近は自分がやらなければいけないことだときちんと認識しはじめたようです。
ただ、「お母さん、一緒にやって」と言われることは、今もよくあります。
そんな時は、カーテンまで長男と一緒に行って、カーテンを開け終わるまで傍にいてあげることにしています。
大人であれば数十秒で終わるカーテンを開けるという作業、子供にとっては少し時間がかかることなので、一人では気持ちがくじけるようです。
近くで声をかけて、励ましてあげて、きちんと仕事を最後までやってもらうようにしています。
正直、カーテンなんて自分であけたほうが早い!
のですが、こうやって小さなことから自信をつけさせて。
家族の一員として仕事をしているという実感をつけさせていきたいと考えています。
そんなわけで、体調が悪い時以外は、毎日カーテンを開けるというのを、しばらくは長男の仕事にしたいと思います。
初めまして!
以前のブログに横浜の保育園情報を検索していてたどり着きました。(この4月から無事に子供が認可に入園して現在慣らし保育中です)
共働きの家事や、男の子育児など、いつも楽しみに記事を拝見していました。
今回、「まさに!」という内容だったので、思わずコメントいたしました!
私も、小さな頃に読んだ「霧のむこうのふしぎな町」の影響で、「働かざる者、食うべからず」がどこか身に染みています。(また読み返したくなりました)
カーテンを開ける係、っていいですね!
うちの子はまだ10ヶ月ですが、いずれ子供には家事分担をお願いしたいと思っています。
うらうらさん
コメントありがとうございます!
また、お子さんご入園おめでとうございます(^_^)
うらうらさんも「霧のむこうのふしぎな町」読まれていたんですね!すごく素敵なお話ですよね~
「働かざる者、食うべからず」って大切なことだなと、子供を持つようになると改めて感じますよね。
長男は1歳頃から、単発のお手伝い(というか邪魔されているだけのことも多いのですが・・・)をしてくれていました。
最初は、洗濯機から洗濯物を出すみたいな簡単なことでしたけど、最近はお料理なども手伝ってくれます。
いずれ子供には家事分担をお願いしたい、本当にそうですよね~!
きっと慣らし保育で親子ともにお疲れじゃないでしょうか。
もうすぐ復帰で大変なこともあると思いますが、疲れがでませんように、体調に気をつけて過ごしてくださいね~