
そろそろ梅雨明けでしょうか?
ここのところゲリラ豪雨などもありましたが、今年の関東は、梅雨らしい梅雨という感じではなく、晴れ間が多かったような・・・
ちょうど図書館で借りていた本が、梅雨が明けて夏が始まる時期にピッタリでした!
ばばばあちゃん あめふり
毎日雨が降り続くのに怒ったばばばあちゃんは、暖炉やストーブに薪を沢山くべて、こしょうやとうがらしを入りのからいからい煙を作ります。
空では、かみなりたちがたまらず「ハックショーン」。あんまり大きなくしゃみをしたので、雲がちぎれて、かみなりも雲も地上の泥水に落ちてしまいました。空はすっかり青空に。
ばばばあちゃんは大喜びですが、かみなりたちはしばらくばばばあちゃんのうちに泊まって、雲の洗濯に大忙しです。
福音館書店サイトより
降り続く雨に怒ったばばばあちゃんの、からいからい煙によってクシャミ連発のかみなりたち。ハックショーン、クショーン、クシュン。色々なクシャミの音が描かれていて、とっても楽しい。
そして、カミナリたちがクシャミをしすぎて雲がちぎれるって、その発想が面白い!
晴れ渡る空の下、雲の洗濯をしているカミナリたちの姿もなんだか可愛らしいし、その洗濯を絶対に手伝ってあげない(だって晴れがいいから!)ちょっとイジワルなところも、なんだか楽しいです。
そっかー、こうやってばばばあちゃんがカミナリたちを雲から落としたから、梅雨が明けたのか~!
うん、ばばばあちゃんが全くの善人なんじゃなくて、ちょっと意地悪なところもあるからこそ、なんだか面白いんですよね。
それにしても、ばばばあちゃんの絵本は、どれも人情味あふれていて、とても楽しいです。
長男が図書館に行くたびにばばばあちゃんの絵本を選ぶのも頷けます。
14ひきのせんたく
最近の長男のお気に入り、14ひきのシリーズ。
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさんと兄弟10ぴき。14ひきの大家族のあたたかい日常・季節行事が優しい絵で描かれたこのシリーズ。
ばばばあちゃん同様、図書館に行く度に借りています。
この14ひきのせんたくは、梅雨が終わって本格的な夏がスタートした時の様子が、すごく伝わってくる一冊。
ふりつづいた あめが やんで、 もりじゅうに なつの たいようが さしこんだ。 あぶらぜみが なきだした。
なんていうか、夏休みの初日、カンカン照りの太陽で暑いんだけど、なんだか夏の始まりにワクワクしてしまう感じって分かりますか?
本格的な夏の始まりの頃の朝って、私の中でそんな高揚感があるのですが・・・
その高揚感を思い出すような、本当に夏の始まりの季節の空気が伝わってくる本です。
どうして、この14ひきのシリーズは、絵と文章だけで、こんなに季節の空気を伝えてくるんだろう、と毎度感動してしまいます。
大家族で川で洗濯するというのもすごく楽しい。
洗濯機での洗濯と違って、水遊びをしながら、子どもが楽しくお手伝いできるお洗濯。
となりのトトロの、サツキとメイの洗濯シーンを思い出します。
我が家では洗濯機でしか洗濯できませんが、次の晴れた週末には、夫と長男も動員して、家中のものを集めて洗濯しようかな。